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 外観 2

初級〜中級 住宅写真の撮り方 



その建物が、どういうところに建っているかがわかる1枚。遠景というやつ。視点をちょっと変えて、周囲の環境を入れてみよう。建物を中心からちょっと外すのがポイント。人物でもそうだが、中心に対象物があるのを日の丸写真という。日の丸写真というのは、どうもオサマリが悪い。
建物の回りをぐるりと歩いてみることが大切。でも、これがむずかしい。できそうで、なかなかできないんだね。時間がなかったり、天気が変わりそうだったりすると、ついつい焦ってしまうからだ。外観はこことあそこでいいだろう。そう決めつけて、どんどん撮ってしまう。よく見ることは基本中の基本なのにね。おれも、ときどき反省する。
左の写真は、有刺鉄線を潜り、斜面を登り、電車の線路に脚立を立てて撮影した。いけないゲリラ撮影だが、つい我慢できなかった。多少反省。



見上げるときは、できるだけ低い位置から見上げる。シンメトリーの外観は、正面からカットは必須。



3月下旬、どピーカンでの逆光。コンクリート部分は水を撒いて白飛びを抑えたが、瓦が白く反射している。こういう条件ではどうやってもうまく撮れないので、日時を改める。
室内のカーテン・ブラインドは、開けたり閉めたりいろいろ。を閉めると、閉鎖的な印象を受ける。開けると、窓は普通黒く写る。とくに白い外壁では、カーテン・ブラインドを積極的に開ける。



手前に樹木などを引っかけて撮る。空間を埋めるためや、遠近感や季節感を出すためによくやる手法。枝や葉は、多少建物にかかっても構わない。引っかけるものは、樹木に限らない。他の建物や人物や影でも、とにかくなんでもいい。



高さによってずいぶん印象が違う。この現場では、外観を20カットほど撮影。外観は1カットのみという条件ならBの写真を使うかもしれないが、なんといっても和風住宅である。やはりAのカットだろうか。建物からかなり離れているので、AとBの建物本体の形は大きく違わない。が、門だけ見ると、断然Aのほうがいい。
その建物を見るべき位置できれいに見えるように設計するに違いない。見るべき位置とは、道路であったり、



その建物の印象的な1枚というのは、なぜか全景ということは少ない。写真というのは、あれを入れてこれを入れてというようなプラスの作業ではなく、四角く切り取る作業だ。